ご入所者の心のケアを大切にします

上野 真依

2015年4月入職。常磐大学 人間科学部 健康栄養学科卒業。
現在、特別養護老人ホーム サンシャインつくばで介護職として勤務。
ご入所者の身の回りのお手伝い、また学生時代に取得した栄養士の知識を活用し、介護の経験で得たものを栄養ケアに活かす。

介護の仕事に就いたきっかけはなんですか

元々は栄養士になりたいと考えていて、大学も栄養士の勉強ができるところということで選びました。元々「食」に興味があったので、それに関わる資格が取りたい、仕事に生かせれば、と考えていました。
当初、保育園か小学校の栄養士もいいと思い、栄養教諭の資格も取りました。
聖朋会では福祉の仕事に就くことになりましたが、おばあちゃんっ子だったので、高齢の方に対しては普段からふれあいは有りました。

栄養士の資格や知識が役立つ場面は有りますか

聖朋会は老人ホーム以外にも、保育園、児童クラブを併設しているので、法人内で担当の垣根を超えて関わることができます。
介護に直接栄養士の知識や資格が使えるわけではありませんが、例えば私の場合、児童クラブの職員の方と打ち合わせを重ね、料理教室のメニュー開発に関わったりしています。
子ども達誰もが簡単に作れ、楽しめるようなメニューを考えたり、それをわかりやすく伝えるなどの経験をしています。
それ以降、料理教室に参加してくれた子ども達から「料理教室の先生」と呼ばれるようになりました。

介護士の仕事として意識していることはなんですか

老人ホームでの介護の仕事というと、多くの方が「食事の介助と入浴・排泄の介助」ばかりをやっていると思われるのではないでしょうか。
しかし、同じ「介助」をする仕事でも、病院の看護師は病気や怪我を治してもらい、社会に復帰してもらうことが仕事であるのに対して、老人ホームに入所される方は、多くが、長くここで暮らすことになります。そう考えると、生活の介助も大切ですが、何よりご入所者の「心のケア」が何より重要だと思います。
そして、最初は、例えば認知症でなかなか意思疎通ができないご入所者に対してイライラしてしまうようなこともありましたが、先輩職員から「年配の方はいつ何があるかわからない。だから”やってあげる”ではなく、後悔しないように誠心誠意対応することが重要だ」と教わり、気持ちのコントロールができるようになりました。

求人のご案内

エントリーはこちら